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オール電化給湯器の選び方と交換の基本

オール電化住宅にお住まいの方から、「そろそろ給湯設備を替えたいのですが、何から考えればよいですか」というご相談を毎月いただきます。松戸市・柏市・鎌ケ谷市・市川市・船橋市のエリアでは、2000年前後に建てられた戸建てが多く、ちょうど給湯設備の2回目・3回目の交換時期を迎えているお宅が増えています。

オール電化の給湯器は、ガス給湯器と仕組みそのものが違うため、選ぶときの物差しも変わります。この記事では、げんき住宅設備が現場で確認している内容をもとに、オール電化という選択をどう判断するかを整理しました。機種の比較や順位付けではなく、暮らし方との相性という視点でお読みいただければ幸いです。

オール電化給湯器のイメージ

ご相談の内容は年々具体的になってきました。以前は「電気とガスのどちらが得か」という漠然としたお尋ねが中心でしたが、最近は据付場所や停電時の使い方まで踏み込んでご質問いただくことが増えています。それだけ生活に直結する設備だということですので、順を追ってご説明します。

目次

オール電化住宅の給湯設備はどんな仕組みか

オール電化住宅で給湯を担うのは、一般にエコキュートと呼ばれる電気式の設備です。ガスを使用せずに給湯ができるためガス代がかからない点が最大の特徴で、ガス配管の工事も不要になります。まずはこの設備がどう動いているのかを押さえておきましょう。

沸かして貯めておくという発想

電気式の設備は、あらかじめ沸かしたお湯をタンクに貯めておき、必要なときにそこから使います。使う瞬間に燃やして沸かすガス給湯器とは、根本の発想が違うわけです。ガスを燃焼させないためランニングコストが抑えられ、火を使わない安全な生活環境が実現できる点を評価される方も多くいらっしゃいます。

本体が2台に分かれています

設備は貯湯タンクとヒートポンプユニットという2台で構成されます。壁掛け1台で完結するガス給湯器と違い、屋外に2台分の据付場所が必要になるという前提を最初に共有させてください。この違いが、後半でご説明する制約のほとんどにつながっていきます。

電気温水器が付いているお宅もあります

同じオール電化住宅でも、電気温水器が設置されている場合があります。こちらもお湯を貯めておく設備ですが、沸かし方の考え方が異なります。どちらが付いているかは本体の形と型番で判別できますので、現地調査の際に当社が確認いたします。

ガス給湯器と何がどう違うのか

オール電化にするかを決めるには、両者の性格の違いを先に押さえる必要があります。どちらかが一方的に優れているわけではなく、ご家庭の使い方によって答えが変わるというのが正直なところです。

依存する燃料が違います

エコキュートは電気で稼働するため、ガスの供給に依存しません。反対にガス給湯器はガス料金の変動に影響される可能性があります。どちらの料金がこの先どう動くかは誰にも読めませんので、変動要因がひとつになる点をどう評価するかという話になります。

お湯の出し方に差が出ます

ガス給湯器は使う分だけその場で沸かすため、量の上限をあまり意識せずに使えます。日中あまり家にいないご家庭では、この即時性がメリットになります。電気式は貯めた分を使う方式ですので、使い切れば沸き増しの時間が必要です。

表で性格の違いを見比べる

比べる点電気式(エコキュート)ガス給湯器
熱源電気ガス
お湯のつくり方沸かして貯めておく使うときに沸かす
屋外の設置台数タンクとヒートポンプの2台壁掛け1台が中心
ガス配管不要必要
交換費用の目安40万円〜60万円前後12万円〜35万円

費用はいずれも工事費込みの目安で、現場の条件によって前後します。ガスと電気を組み合わせるハイブリッド給湯器という選び方もあり、こちらは50万円〜70万円が目安です。中身の違いはハイブリッド給湯器の解説記事でも触れています。

オール電化が合うご家庭・合わないご家庭

ここが記事の中心です。当社は無理にオール電化をお勧めすることはしませんので、合わない場合は合わないとお伝えしています。

相性がよいのはこんなお宅です

オール電化住宅や省エネを重視されるご家庭には、エコキュートが適しています。深夜電力の契約をされている方にとっては家計へのインパクトが大きいと言えますし、火を使わない環境を望まれる方にも向いています。ガス配管の工事が不要という点も、条件によっては工事全体の負担を軽くします。

立ち止まった方がよいのはこんなお宅です

敷地に余裕がなく、タンクを置くと通路や駐車位置が使えなくなるお宅では、無理な設置は日常の使い勝手を損ねます。来客が多くお湯の使用量が読みにくいご家庭も、貯めておく方式を窮屈に感じることがあります。日中の使用が中心の生活リズムであれば、ガス給湯器の方が素直です。

ガスに戻したいというご相談もあります

築15年以上の住宅では旧型機種が多く、「水圧が弱いからガスに戻そうか」とご相談をいただくことがあります。使い勝手の不満は機種を決める前に共有していただきたい情報ですので、遠慮なくお話しください。調理でガスを残したいという事情がある場合は、給湯だけを見直すという整理の仕方もあります。

お湯が足りるかどうかをどう見積もるか

貯めておく方式で最も気にしていただきたいのが、日々の使用量との釣り合いです。ここを外すと、暮らしのなかで小さな不便が続いてしまいます。

今の使い方を書き出してみてください

浴槽にお湯を張る回数、シャワーの長さ、朝と夜のどちらに使用が集中するか。同じ4人家族でも、入浴の仕方によって必要な量はかなり変わります。当社は現地調査の際に容量提案までお出ししていますので、判断に迷われたらそのままご相談ください。

これから10年で家族は変わります

給湯器は10年以上使う設備です。お子様の成長やご家族の独立といった変化を織り込んでおくと、あとから振り返って納得できる選び方になります。今の人数だけを見て決めると、数年後に沸き増しが増えるということも起こり得ます。

井戸水を使っている場合は先に確認を

井戸水を使用されているお宅では、設備側の対応可否を先に確かめる必要があります。当社は井戸水対応チェックを現地調査の項目に入れています。対応の可否はメーカーや機種によって異なりますので、必ず設置前にご確認ください。

据付場所と搬入経路という現実的な制約

カタログ上の条件が希望に合っていても、置けなければ工事は成立しません。オール電化の給湯設備では、ここでつまずく例が実際にあります。

タンクは水が入ると重くなります

貯湯タンクは満水になると相当な重さになるため、コンクリートの基礎に固定して据え付けます。既存の場所をそのまま使えるお宅もあれば、基礎から手を入れる必要があるお宅もあります。築20年以上の住宅では据置型が多い傾向で、周囲にどれだけ余裕があるかが分かれ目です。

通路の幅を測っておきましょう

タンクは背が高く、通路や門扉を通せるかどうかが工事当日の可否を左右します。庭木や物置、室外機が動線をふさいでいる例も少なくありません。当社は現地調査で搬入経路と配管状態までしっかり確認したうえで、お見積りをお出ししています。

運転音と隣家の窓の位置

ヒートポンプは運転音が出ますので、寝室や隣家の窓の位置を見ながら据付場所を決めます。住宅が密集した区画では、この一手間が後々の安心につながります。設置後の移設は費用も手間もかかりますから、最初の打ち合わせで詰めておくことをおすすめします。

運転音と隣家の窓の位置のイメージ

ガスからオール電化へ切り替えるときの工事

すでにガス給湯器が付いているお宅から切り替える場合、ガス給湯器同士の入れ替えとは工事の内容が変わります。段取りを知っておくと、日程や費用の見通しが立てやすくなります。

電気の容量と配線を確認します

電気式の設備を新たに入れる場合、分電盤や配線の状態を確認する必要があります。既存の設備がガスのみだったお宅では、この工事が追加になることがあります。現地調査で見ておくべき項目ですので、お見積りの前に確認いたします。

基礎と配管の付け替えが伴います

タンクを据えるための基礎をつくり、給水と給湯の配管を新しい位置へ引き直します工事範囲が広くなるぶん、ガス給湯器の入れ替えより日数を要する場合があります。既存の配管が古い場合は、あわせて手を入れた方が結果的に安心です。

既存のガス設備をどうするか決めます

給湯だけを電気にするのか、調理も含めて切り替えるのかによって、残すガス設備が変わります。全部か無かで決める必要はありませんので、今の暮らしに合う形を優先して一緒に決めていきましょう。

停電と断水のときはどうなるか

オール電化を検討される方が最も気にされるのが、災害時の話です。長所と短所の両方がありますので、公平にお伝えします。

貯めたお湯を生活用水に使えます

タンクにはお湯が貯まっていますので、断水したときに生活用水として取り出せる機種があります。飲用に適するかどうかは機種や状況によって異なりますから、取扱説明書の記載に従ってください。この点は、貯めておく方式ならではの利点です。ふだん意識しない備えですので、取り出し口の場所だけでも覚えておいていただくと安心です。

停電中は新しく沸かせません

一方で、電気が止まればお湯を沸かすことはできません。貯まっている分を使い切ればそこで終わりですので、復旧までの備えは別に考えておく必要があります。ガス給湯器も点火に電気を使いますから、停電に強い設備は限られるという前提で比べてください。

復旧後の操作もご説明します

停電や断水のあとは、リモコンの設定や運転の再開手順を確認する必要があります。当社は施工後の使い方説明まで丁寧対応を方針としており、非常時の操作もあわせてお伝えしています。文字だけでは分かりにくい部分ですので、実機を触りながらご案内します。

光熱費の考え方と電気の契約

オール電化の給湯は、電気の使い方と切り離せません。設備と契約はセットで考えるものだとお含みおきください。

夜間の電力を活かす前提の設備です

電気式の給湯設備は、深夜電力を活用することで電気代を抑える効果があります。特にオール電化のご家庭ではガス代がかからない分、光熱費の節約効果が期待できます。ただし効果は使用状況によって前後しますので、必ず下がりますと断定することはできません。

生活時間帯との相性を見ます

日中に大量のお湯を使うご家庭では、夜間に沸かした分だけでは足りず、割高な時間帯の沸き増しが起きることがあります。ご家族の生活時間を一度書き出してみると、相性が見えてきます。現在の電気料金の明細をご用意いただければ、打ち合わせがより具体的になります。

プランの見直しは契約先にご確認ください

料金プランの内容や切り替えの可否は、ご契約の電力会社によって異なります。設備の入れ替えと同時に見直すかどうかは、事前に問い合わせておくと安心です。当社は工事の立場から、確認しておくべき事項をお伝えします。

オール電化給湯器のイメージ

使い始めてからの点検と交換のサイン

オール電化住宅で使用されるエコキュートや電気温水器も、メンテナンスが非常に重要です。設置して終わりではないという点は、ガス給湯器と変わりません。

日常で気づける変化があります

お湯の温度が安定しない、リモコンにエラー表示が出る、本体下部から水漏れがある。こうした変化に気づいたら、早めにご連絡ください。突然停止すると冬場は数日待ちになることもあり、生活への影響が大きくなります。

年数の目安も持っておきましょう

給湯設備の設計標準使用期間は約10年とされ、実際には10〜15年周期で交換が必要になります。設置から10年以上が経過し、主要部品の故障や部品供給の終了が重なっている場合は、修理より交換の方が結果的に経済的になることもあります。「次の10年」を見据えて選ぶことが、結果的にコストの削減につながります。

工事とお見積りの進め方

お電話やLINEでご連絡をいただき、現地調査にうかがいます。現地調査もお見積りも無料で、相見積りにも対応しております。げんき住設は住宅省エネ2026キャンペーンの登録事業者ですので、補助金申請も無料でお手伝いしております。オートとフルオートといった機能面の疑問はオートとフルオートの違いの記事でも解説しています。

よくあるご質問

オール電化の給湯についてお問い合わせの多い内容をまとめました。ここに無い疑問も、お電話やLINEでお気軽にお尋ねください。

ガス給湯器から交換できますか

据付場所と電気の条件が整えば交換できます。ガス配管の工事は不要になりますが、タンクを据える基礎や電気の工事が新たに必要です。可否は現地調査で確認いたします。

給湯器の交換にはどれくらい時間がかかりますか

既存の場所をそのまま使える場合と、基礎から手を入れる場合とで所要時間は変わります。現地調査の際に当日の流れをご説明しますので、ご都合に合わせて日程をお決めください。

オール電化にすれば光熱費は必ず下がりますか

必ず下がりますとは申し上げられません。深夜電力を活用することで電気代を抑える効果は期待できますが、ご家庭の使用状況や契約内容によって結果は変わります。

対応しているエリアを教えてください

松戸市を中心に、柏市・鎌ケ谷市・市川市・船橋市へうかがっております。状況によりますが即日対応も可能ですので、お急ぎの場合はその旨をお伝えください。

他社で購入した設備でも見てもらえますか

まずは状態を拝見したうえで、対応できる範囲をお伝えします。設置状況や機種によってはお受けできない場合もありますので、現地で確認させてください。

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げんき住宅設備では無料見積を承っています。記事の内容でご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。

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