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【災害時に給湯器はどうなる?】大雨・浸水・地震から考える給湯器の設置方法と交換時の注意点
給湯器は、毎日の生活に欠かせない住宅設備のひとつです。お風呂に入る、シャワーを浴びる、キッチンでお湯を使う――普段は当たり前に使っている給湯器ですが、大雨・浸水・台風・地震などの災害が発生すると、給湯器が故障したり、使用できなくなったりすることがあります。
特に近年は、短時間に非常に激しい雨が降る「ゲリラ豪雨」や線状降水帯による大雨などが増え、住宅設備への水害リスクも無視できなくなっています。
給湯器の交換を検討するとき、「今までと同じ場所に設置すればいい」と考える方も多いかもしれません。しかし、災害による被害を経験した場合には、給湯器そのものだけでなく、設置位置・排気方向・配管・配線・転倒防止なども含めて設置方法を考えることが重要です。
今回は、松戸市・柏市・鎌ケ谷市など千葉県で給湯器交換工事を行っているげんき住設の視点から、災害が給湯器に与える影響と、給湯器を設置・交換するときに確認しておきたいポイントについて詳しく解説します。

目次
- 1 壁掛型給湯器は設置場所を変更できる場合がある
- 2 大雨による給湯器被害は本体だけとは限らない
- 3 埋設給湯配管は災害後の点検も重要
- 4 地震では給湯器の「転倒」に注意
- 5 エコキュートは災害時に「タンクの水」を活用できる場合がある
- 6 給湯器の排気方向も設置時に確認する
- 7 台風・強風対策では給湯器の固定状態を確認
- 8 給湯器交換では「今までと同じ場所」が正解とは限らない
- 9 給湯器交換時に確認したいポイント
- 10 災害後に給湯器が動いていても安心とは限らない
- 11 災害をきっかけに給湯器を交換する場合
- 12 エコジョーズへの交換も選択肢
- 13 災害に強い給湯設備を考えるために
- 14 松戸市・柏市・鎌ケ谷市でも災害後の給湯器確認を
- 15 まとめ|給湯器交換は「設置する場所」まで考えることが大切
災害によって給湯器にどのような影響がある?
給湯器は屋外に設置されることが多いため、住宅の中にある家電製品とは違った災害リスクがあります。
特に注意したいのが、
- 大雨
- 浸水
- 台風
- 強風
- 地震
- 落雷
- 積雪・凍結
などです。
災害の種類によって給湯器が受ける影響も異なります。
大雨・浸水による給湯器の故障
屋外に設置されている給湯器にとって、大雨や浸水は大きなリスクになります。
給湯器の内部には電子基板や電装部品などが使用されています。そのため、機器内部に水が入り込むと、正常に動作しなくなる可能性があります。
外観上は問題がないように見えても、内部の電装部品が濡れている場合があります。
特に、
「水に浸かったけれど、とりあえず電源を入れてみる」
という行為は避ける必要があります。
浸水した給湯器は、乾いたように見えても内部に水分が残っている可能性があります。漏電やショートなどの危険につながることがあるため、異常を感じた場合には専門業者へ確認を依頼することが大切です。
給湯器の設置高さは災害対策でも重要
給湯器を設置するときに重要なのが、設置する高さです。
通常の給湯器交換では、既存機器の設置位置を基準として新しい給湯器を設置することが多いですが、過去に浸水被害があった住宅では、設置位置を改めて検討することがあります。
例えば、過去の大雨で敷地内に水が入り込み、給湯器の下部まで浸水した場合です。
そのような場合には、
「次に同じような大雨が降った場合、給湯器を守れる位置なのか?」
という視点が必要になります。
もちろん、給湯器はどこにでも自由に高く設置できるわけではありません。
給水・給湯配管、ガス配管、排気設備、リモコン配線などとの関係があるため、現場の状況を確認したうえで適切な設置位置を検討する必要があります。
壁掛型給湯器は設置場所を変更できる場合がある
給湯器にはさまざまな設置方式があります。
代表的なのが、
- 壁掛型
- 据置型
- 隣接型
- 屋内設置型
- PS設置型
などです。
住宅の構造や既存配管によって設置できるタイプは異なります。
例えば、現在据置型の給湯器を使用している住宅でも、条件が整えば壁掛型へ変更することが可能なケースがあります。
災害によって既存の給湯器が被害を受けた場合には、単純に同じ機種へ交換するだけではなく、
「設置方式そのものを変更できないか」
という検討も選択肢になります。
据置型から壁掛型へ変更するメリット
据置型給湯器の場合、地面に近い位置に本体が設置されるケースがあります。
敷地の形状によっては、大雨による水の流れが給湯器の設置場所に集中することがあります。
一方、壁掛型は建物の壁面に設置するため、条件によっては本体を地面から離した位置に設置できます。
もちろん、壁掛型だから絶対に浸水しないというわけではありません。
想定される浸水の高さや建物の構造、壁の強度、排気条件などを総合的に判断する必要があります。
そのため、
「浸水したから壁掛型にすれば大丈夫」
と単純に考えるのではなく、現場に合わせた設置方法を検討することが重要です。
大雨による給湯器被害は本体だけとは限らない
災害時に注意したいのは、給湯器本体だけではありません。
給湯器には、
- 給水配管
- 給湯配管
- ガス配管
- ドレン配管
- リモコン配線
- 電源配線
など、さまざまな配管・配線が接続されています。
特に見落としやすいのが、地中に埋設されている配管です。
給湯器を交換しても、既存の埋設配管が劣化していたり、漏水していたりすれば、別の場所で問題が発生する可能性があります。
実際に給湯器の交換工事を行う際には、本体だけでなく、周辺の配管状況を確認することが大切です。

埋設給湯配管は災害後の点検も重要
大雨の後に、
「給湯器は動いているから問題ない」
と思っていても、配管に異常が発生している可能性があります。
例えば、
- 水道メーターが使用していないのに動いている
- 地面がいつも濡れている
- 給湯器周辺から水が出ている
- お湯の出方がおかしい
- 配管周辺の地面が沈んでいる
といった症状です。
このような場合には、給湯器本体だけではなく、給水・給湯配管を含めた調査が必要になることがあります。
特に埋設配管の漏水は、漏水箇所が目で見えないため、発見が遅れることがあります。
地震では給湯器の「転倒」に注意
地震の場合には、浸水とは違った注意点があります。
給湯器本体や、特に大型の貯湯タンクを使用するエコキュートなどでは、地震による揺れへの対策が重要です。
エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットから構成されています。
貯湯タンクには大量の水が入るため、重量があります。
そのため、設置時にはメーカーが指定する方法に従って、アンカーボルトなどによる固定を適切に行う必要があります。
地震後には、
- タンクが傾いている
- 固定部分に異常がある
- 配管が変形している
- 水漏れしている
などの症状がないか確認することが重要です。

エコキュートは災害時に「タンクの水」を活用できる場合がある
エコキュートには、災害時のメリットもあります。
貯湯タンクには、普段からお湯を貯めているため、断水時には機種によって非常用水として取り出せる場合があります。
ただし、タンク内のお湯をそのまま飲料水として使用できるとは限りません。
また、メーカーや機種によって非常用取水の方法が異なります。
災害に備えるのであれば、あらかじめ取扱説明書を確認して、
「断水したときにどのように水を取り出すのか」
を把握しておくことをおすすめします。
給湯器の排気方向も設置時に確認する
給湯器の交換では、給湯能力だけでなく排気方法も重要です。
給湯器からは燃焼による排気が出るため、排気が適切に屋外へ排出されるように設置する必要があります。
壁掛型給湯器でも、
- 前方排気
- 上方排気
- 側方排気
など、設置条件に応じて排気方法を検討することがあります。
特に集合住宅や狭い場所では、排気方向が周囲の壁や窓などに影響する場合があります。
そのため、
「災害対策だから給湯器を好きな位置に移動する」
ということはできません。
設置場所を変更する場合には、排気条件を含めて検討する必要があります。
台風・強風対策では給湯器の固定状態を確認
台風や強風も給湯器に影響する可能性があります。
壁掛型給湯器では、壁面への固定が重要です。
経年劣化によって、
- 本体が傾いている
- 固定部分に錆がある
- 壁面が劣化している
- 固定金具に異常がある
などの状態になっている場合があります。
給湯器本体だけ新しくしても、取り付ける壁側に問題があれば十分な固定ができません。
そのため交換工事では、本体だけを見るのではなく、取り付け面の状態も確認することが重要です。
給湯器交換では「今までと同じ場所」が正解とは限らない
給湯器の交換では、既存の給湯器を取り外して新しい給湯器を同じ場所へ取り付けることが一般的です。
しかし、災害による被害を受けた住宅では、少し考え方を変える必要があります。
例えば、
「以前の給湯器が浸水した」
のであれば、
「同じ高さ・同じ場所に新しい給湯器を取り付けてよいのか?」
を検討する必要があります。
もちろん、建物の構造や配管の関係から移設できないケースもあります。
しかし、設置位置を変更できる可能性があるなら、災害リスクを考慮して検討する価値があります。
給湯器交換時に確認したいポイント
災害後や災害対策を目的とした給湯器交換では、次のポイントを確認しましょう。
1.過去に浸水した高さ
敷地内にどの程度の水が入ったのかを確認します。
給湯器本体だけでなく、配管や配線にも影響がなかったか確認することが重要です。
2.給湯器の設置高さ
現在の設置位置が適切なのかを確認します。
3.壁の強度
壁掛型へ変更する場合には、給湯器を確実に固定できる状態か確認します。
4.配管の状態
給水・給湯配管だけでなく、ガス配管やドレン配管なども確認します。
5.排気方向
周囲の窓や換気口などとの位置関係を確認します。
6.電源・配線
災害による水濡れや損傷がないか確認します。
7.既存設備との互換性
新しい給湯器を設置する場合、既存の配管やリモコンなどをそのまま使用できるか確認します。
災害後に給湯器が動いていても安心とは限らない
大雨や浸水の後、
「普通にお湯が出ているから大丈夫」
と思ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、電装部品や配管などにダメージが残っている可能性があります。
特に浸水した場合には、自己判断で電源を入れたり、何度も運転を繰り返したりせず、専門業者に点検してもらうことが安全です。
給湯器はガス・電気・水を使用する設備です。
そのため、災害後は安全を最優先にして確認することが大切です。
災害をきっかけに給湯器を交換する場合
給湯器の寿命が近づいている住宅では、災害による故障をきっかけに交換を検討するケースもあります。
例えば、
- 10年以上使用している
- 修理部品の供給が難しくなっている
- 大雨で一度浸水した
- 異音やエラーが出ている
- お湯が安定しない
といった場合です。
給湯器は突然故障することもあります。
特に冬場など、お湯が必要な時期に故障すると、交換までの間に不便な生活を強いられることがあります。
災害による被害を経験した住宅では、**「故障してから交換」ではなく「今後の災害リスクも考えて交換」**という考え方も重要になります。
エコジョーズへの交換も選択肢
従来型のガス給湯器を使用している場合、交換時にエコジョーズを選択する方法もあります。
エコジョーズは、従来なら排気として捨てていた熱を利用して、効率よくお湯を作る高効率ガス給湯器です。
ただし、エコジョーズへ交換する場合には、ドレン排水が必要になるという違いがあります。
そのため、
「古い給湯器を外して、新しいエコジョーズを同じ場所につければ終わり」
とは限りません。
ドレン排水の処理方法を含めて、現場に合った施工を検討する必要があります。
災害に強い給湯設備を考えるために
「災害に強い給湯器」といっても、単純に特定の商品を選べば解決するわけではありません。
重要なのは、
給湯器本体
+
設置場所
+
配管
+
排気
+
電源
+
固定方法
+
建物の状況
を総合的に考えることです。
例えば大雨による浸水リスクが高い住宅と、地震による揺れが心配な住宅では、重点的に確認する部分が違います。
また、戸建て住宅とマンションでも給湯器の設置方法は大きく異なります。
松戸市・柏市・鎌ケ谷市でも災害後の給湯器確認を
千葉県内でも、大雨や台風による住宅設備への被害が発生することがあります。
松戸市・柏市・鎌ケ谷市などでも、住宅によって土地の高さや周辺の排水状況、建物の構造などが異なります。
同じ市内でも、
「この住宅ならこの設置方法が適切」
と一律に決めることはできません。
給湯器交換を検討するときには、現在の設置状況だけでなく、
過去にどのような災害被害があったのか
を施工業者へ伝えることも大切です。
例えば、
「以前の大雨でここまで水が来ました」
「給湯器の足元まで浸水しました」
「以前から地面が濡れていることがあります」
といった情報があれば、設置方法を検討するうえで重要な判断材料になります。
まとめ|給湯器交換は「設置する場所」まで考えることが大切
給湯器は毎日の生活に欠かせない住宅設備ですが、屋外に設置されることが多いため、大雨・浸水・台風・地震などの災害の影響を受ける可能性があります。
特に近年は、これまで問題がなかった場所でも短時間の大雨によって浸水するケースがあります。
そのため、給湯器を交換するときには、
「今までと同じものを同じ場所に取り付ける」
だけではなく、
「この設置方法で今後も安全に使用できるか」
という視点を持つことが重要です。
浸水被害を受けた場合には、給湯器本体だけでなく、給水・給湯配管、電源、リモコン配線なども確認しましょう。
また、給湯器の設置場所を変更する場合には、壁の強度や配管、ガス接続、排気条件など、さまざまな条件を確認する必要があります。
災害対策として重要なのは、「災害に強い機種を選ぶ」だけではありません。
適切な機種を選び、適切な場所に、適切な方法で設置すること。
これが給湯設備を長く安全に使用するための基本です。
げんき住設では、松戸市・柏市・鎌ケ谷市を中心に、給湯器・エコジョーズ・エコキュートなどの交換工事を行っています。給湯器の故障や交換だけでなく、給湯配管の漏水や設置場所についてのご相談にも対応しています。
大雨や浸水などの災害を経験し、「今の給湯器の設置場所で大丈夫なのか」「次の交換では設置方法を変えたほうがいいのか」とお悩みの場合は、まず現場の状況を確認することをおすすめします。






